函館のシンボル・函館山には、元町界隈から出ているケーブルカーと、あと車でも行くことができ、その夜景は長崎の 夜景・神戸の夜景と共に日本の三大夜景と言われています。
函館山頂上。その眺めは絶景で爽快です。
頂上からの景色。 北海道の端っこにある函館市界隈の地形がとてもよく分かります。
函館山の頂上を散策していると、「函館要塞について」という説明版がありました。この函館山には、昔要塞が建てられていたそうです。
時代は日清戦争終了後、日露戦争を想定し津軽海峡の防衛強化を目的として建てられました。日露戦争開戦後、津軽海峡でロシア艦隊は日本の船舶に損害を与えましたが、射程外であったため要塞からは 一発の砲撃もされませんでしたが、要塞の存在により函館港は攻撃されることはありませんでした。
その後大正時代に入り、アメリカを仮想敵国として再び函館要塞は整備されましたが、戦闘機を相手とした 実戦には役に立たず、函館は空襲に遭い甚大な被害を受けてしまったたとのことです。
また少し離れた所に、ある外国人の碑があります。見てみると「トーマス・ライト・ブラキストン」という人の碑だそうです。
この人はイギリス人の探検家で、1860年代に30代で函館に渡ってきて、事業家として様々な事業を起こしつつ、 また動物の研究にも没頭し、北海道の開拓に影響を与えたそうです。
さらに展望台へ行く途中の見逃しそうなところに、「伊能忠敬北海道最初の測量地」の碑が壁に刻まれています。
日本地図を作成するために日本を渡り歩いた伊能忠敬は、最後の測量の地である北海道の測量を、ここから始めたということです。