「玉造」という地名は、古代、この辺りで勾玉などを造っていたことからその名が付いたそうで、この玉造神社もに様々な勾玉などを展示した資料館があります。
玉造神社は秀吉の第2子である豊臣秀頼にゆかりがあり、境内には銅像も建てられています。
この鳥居は1603年に秀頼が奉納したものだそうで、元は本殿正面にありましたが、阪神大震災により損傷し、上部、脚部に分けて置かれ現在に至るそうです。
さらに秀頼公の胞衣塚大明神が祀られ、ここには秀頼公が淀殿から生まれた際の胎盤、卵膜などが鎮まっているそうです。
また境内には、「秋田實笑魂碑」があります。秋田實というのは昭和初期に活躍した吉本興業の漫才コンビ「エンタツ・アチャコ」の漫才作家を務め、戦後も漫才を広めていった立役者だそうです。その碑は「笑魂碑」と呼ばれ、大阪らしく「笑いを大切に」と書かれています。
さらに境内には「千利休居士顕彰碑」があります。この辺に千利休の屋敷があったようで、碑には「和敬清寂」と書かれています。
そして境内にある全国の勾玉などを集め展示した玉造資料館です。時代に合わせ古代の家のような外観をしています。拝観するには一週間前までの申し出が必要みたいです。