安芸市界隈

　高知龍馬空港から西へ20㎞ほど行くと、阪神タイガースのキャンプで有名な安芸市に着きます。

　安芸市は三菱の創業者・岩崎弥太郎出身地として有名ですが、「鯉のぼり」など多くの童謡を作曲した弘田龍太郎先生の出身地でもあるらしく、市内には弘田龍太郎が作曲した童謡の歌碑がたくさん立っています。

岩崎弥太郎先生像

　安芸駅から南西へ200ｍほど行ったところにある江ノ川上公園に、岩崎弥太郎の銅像があり、足元の地面には日本地図が描かれています。

　かなり豪傑な感じの岩崎弥太郎像。幕末は長崎の土佐商会に赴任し坂本龍馬の海援隊を財政面から支援し、明治維新後は龍馬の遺志も継ぎ三菱を創業して、海運業をはじめとした明治以降の日本経済の発展に大きく寄与しました。

　なおこの銅像は現在同じく安芸市内にある岩崎弥太郎生家の近くに移転したらしいです。

　また公園内には安芸市ゆかりの書道家の大きい碑がいくつか立っています。

岩崎弥太郎生家

　そして安芸駅から北へ3㎞ほど行ったところに、岩崎弥太郎生家があります。

　安芸駅から北へ1.5kmほど行ったところに、「野良時計」と呼ばれる安芸のシンボルとなっている建物があります。

　野良時計から北へ400ｍほど行くと、武家屋敷や安芸市歴史民俗資料館、安芸城跡などが集まっています。この界隈は江戸時代は土佐藩の家老であった五島家が治めており、昔の城下町らしく一直線になっています。

　五島家の安芸屋敷。江戸時代、五島家の屋敷や蔵はこの界隈一帯にあったそうですが、明治以降にほとんど取り壊されたそうです。

　五島家を祀った藤崎神社もあります。

安芸城跡

　安芸城は鎌倉時代に安芸氏により築かれましたが、戦国時代に長曾我部氏に攻められ安芸氏は滅び、以降は江戸時代を迎えるまで長曾我部氏が支配したそうです。