静岡県の中心部にあるJR掛川駅は、新幹線も停まります。
掛川駅前に、全国の小学校によくある二宮金次郎像があります。
掛川駅と二宮金次郎、後の二宮尊徳はとても深いかかわりがあり、二宮尊徳の弟子・岡田佐平治という人が掛川出身で、ここ掛川に二宮尊徳の思想である「報徳思想」を広めるための組織「大日本報徳社」があります。
掛川駅から北へ600mほど行くと川があり、そこに架かる橋を渡ったところに掛川城がそびえ立っています。
掛川公園に立つ掛川城です。
掛川城の東隣にある和洋折衷のちょっと変わった建物が、二宮尊徳の「報徳思想」を広める大日本報徳社の本社だそうです。
ちなみに「報徳思想」というのは「経済と道徳を融和し、私利私欲ではなく社会に貢献すればいずれ自らに還元される」という思想だそうで、この大日本報徳社の門には「経済門」「道徳門」と書かれています。
大日本報徳社本社の傍にある報徳図書館。これまた歴史的建造物で、1927年に建てられたそうです。
大日本報徳社の傍に立つ二宮尊徳像。掛川駅前の金次郎が成長した姿です(笑)
駅前から掛川城へと続く大通りの東隣の通りは大手門通りと呼ばれ、大手門まで武家屋敷風の風情のある建物が並んでいます。
大手門通りを北に行きついた先に、掛川城の大手門があります。掛川城天守閣から少し離れていますが、この門は1995年に復元されたものだそうです。
大手門付近から見える掛川城天守閣と太鼓櫓。決して大きな城ではありませんが、全体のバランスがとても良いです。