仙台市博物館

 青葉城三ノ丸跡にある仙台市博物館には、伊達政宗・仙台伊達家や支倉常長の遣欧使節団関係の資料が数多く展示されています。

仙台市博物館
仙台市博物館

満州事変軍馬戦没歿之碑

 北側の仙台市博物館への入口付近に、満州事変軍馬戦没歿之碑が建っています。戦前この辺りは陸軍の軍事施設があったことからこのような碑が立っており、また近くには軍馬軍用動物彰忠塔というのもあります。

満州事変軍馬戦没歿之碑
満州事変軍馬戦没歿之碑

林子平記念碑

 博物館の庭園にある林子平記念碑。林子平は江戸時代後期に「海国兵談」や「三国通覧図説」を著し、外国の事情と日本の海防の必要性をいち早く説いた人物で、江戸で生まれましたが家族の縁により仙台藩に住むようになったそうです。

林子平記念碑
林子平記念碑

 支倉常長の碑

 伊達政宗の命を受けヨーロッパに渡った支倉常長の碑。常長がローマ教皇のパウロ五世に謁見している姿が描かれています。

 支倉常長の碑
支倉常長の碑

魯迅の碑

 日本でも有名な中国の作家・魯迅の碑と胸像もあります。魯迅は学生時代に仙台の医学専門学校に留学した経験があるそうです。

魯迅の碑
魯迅の碑

魯迅像

魯迅像
魯迅像

伊達政宗胸像

 そして仙台の誇る戦国武将・伊達政宗の胸像があります。伊達政宗の銅像と言えば青葉城本丸跡にある騎馬像が有名ですが、実は元祖はこちらだそうで、戦前本丸跡にあった伊達政宗騎馬像が金属供出のため撤去され、その時たまたま残ったのがここにあるこの胸像の部分なんだそうで、今本丸跡にある騎馬像は戦後復元されたものなんだそうです。

伊達政宗胸像
伊達政宗胸像

残月亭

 そのカッチョいい名は伊達政宗の兜に由来すると考えられるこの残月亭は、初代仙台区長の家にあった茶室を復元したものだそうです。

仙台藩御用酒発祥の地碑

 また庭園の少し外れたところに仙台藩御用酒発祥の地碑があります。伊達政宗が治めていた仙台藩当時、ここに酒蔵があったそうで、その後の宮城県産清酒の源流の地となったそうです。

仙台藩御用酒発祥の地碑
仙台藩御用酒発祥の地碑