津駅
三重県の県庁所在地・津市にある津駅は、JR紀勢本線・近鉄名古屋線・伊勢鉄道伊勢線の3路線が交わる大きな駅です。ちなみに三重は近畿地方か東海地方かよく分からないですが、JRはオレンジの東海です。
津偕楽公園
津駅西口から西に100mほど行ったところに、津偕楽公園があります。偕楽園と言えば水戸ですが、ここの偕楽公園はもともと津藩第11代藩主である藤堂高猷(たかゆき)が1859年に造った別荘「御山荘」があったことがゆかりらしく、水戸偕楽園とは関係がなく、入園も無料です。園内には偕楽公園に係る様々な碑があります。
三重県護国神社
津偕楽公園の道を挟んだ向かい側に三重県護国神社があります。
JR津駅から今度は東側に出ると南北に伊勢街道が走っており、これを南に真っ直ぐ行くと丸之内商店街があります。丸之内商店街には津市ゆかりの人物の銅像が並んでいます。
谷川士清(ことすが)という人は津市出身の江戸時代の国学者で、日本で初めて五十音順の国語辞典を発行した人物とのことです。
藤堂高虎像
藤堂高虎は滋賀県出身の戦国時代の武将で、浅井長政に始まり信長・秀吉・家康などに仕え、宇和島藩主になった後にこの津藩の初代藩主となりました。また藤堂高虎は加藤清正や黒田官兵衛と並び築城の名人として知られ、藩主を務めた津城・伊賀上野城や今治城の他、宇和島城や篠山城など多くの城を築いています。
西島八兵衛像
西島八兵衛は江戸時代の土木技術家で、静岡県出身ですが後に津藩主・藤堂高虎に仕え様々な土木工事を行い、津市の発展に任力した人物だそうです。
松尾芭蕉像
松尾芭蕉は言わずと知れた江戸時代の俳人で、三重・伊賀市に生まれました。その後奥の細道の旅などで日本全国を回り、芭蕉の銅像は全国各地にあります。
有造館跡
同じく丸之内商店街に、津藩が設立した藩校・有造館跡の碑があります。なお有造館の講堂の正門が、津城の本丸跡にあります。
津城
そして丸之内商店街から西に100mほど行ったところに、津城があります。