甲府駅。駅の南から中心部までは平和通りという緑爽やかな大通りが走っています。
そして甲府と言えば武田信玄。戦国時代、ここ甲斐の国から天下統一を目指した天下無双の男です。駅前に、甲府でのその存在・人気を示すがごとく、とても大きく迫力のある武田信玄の銅像が建っています。右下に座っている男性は、決して小人ではありません。
甲府駅のすぐ西側に、中央本線にまたがって復元された甲府城があります。このお城は1583年に築城されました。
甲府駅から平和通りを歩くと、すぐ左手に古くて重厚感のある建物が目につきます。これは旧山梨県庁舎別館で、今は山梨近代人物館になっているそうです。
とても歴史がありそうな素敵な建物です。もう少し中に進むと山梨県庁もあります。
山梨近代人物館も県庁も駅から5分も歩かないうちにありましたが、自分の知る限り、県庁が駅からこんなに近いところはなかなか 珍しいです。
また駅の北口から少し歩いた所には、丹下健三の設計した山梨文化会館があります。丹下健三は他に東京のフジテレビや東京都庁を設計しています。
甲府駅北口から北西へ約500mほど行ったところに、清運寺というお寺があります。ここに、坂本龍馬の許婚であった千葉さな子のお墓があります。
清運寺から北へ更に約300mほど行ったところに、「太宰治僑居跡」と書かれた碑があります。
作家・太宰治は29歳の時に結婚しましたが、その奥さんが甲府市出身で、新婚期の約8か月間をここで過ごしたそうです。近くには太宰治がよく通ったといわれる銭湯も残っています。
太宰治僑居跡の近くにある、太宰治が通ったと言われるお風呂屋「喜久の湯」。今はリニューアルされています。