岡山城
JR岡山駅から東に1.2kmほど行ったところに、岡山城があります。
岡山城は別名から烏(からす)城とも言い、1597年、信長・秀吉の家臣であった宇喜多秀家が建築。しかし関ケ原の戦いで西軍の主力であった秀家は敗戦後東京の八丈島に流刑、以後は逆に関ケ原で西軍を裏切り東軍に寝返った小早川秀秋が入城するという皮肉な入れ替わりとなりました。
秀家の建てた岡山城は1945年の岡山空襲で大部分が焼失、今の天守閣は1966年に再建されたものです。
櫓門
天守閣
岡山城天守閣。漆黒の外観に金の鯱がいいアクセントになっており、かなり立派な天守閣です。
天守閣からの眺め。岡山市内が一望できます。眼前を流れる旭川に架かる橋を渡ると城から後楽園に行けます。また城の瓦にはさりげなく桃があります(笑)
城内の間取りのある広い敷地は、表書院跡だそうで、当時はここで藩政の事務が行われていたそうです。
天守閣の前の庭園には枯山水風に桃が流れています。
空襲で残った数少ない建物の1つである月見櫓。関ケ原後の2代目岡山藩主・池田忠雄が増築したものだそうで、普段は未公開ですが、行った時はたまたま公開していました。
城から後楽園へ向かう橋から見た岡山城天守閣。旭川沿いに立つその姿は荘厳でありつつもどこか優しく、川とともに憩いの場としてとてもマッチしています。