後楽園
岡山城を取り巻くように流れる旭川に架かる橋、通称「月見橋」を渡ると、石川県金沢市の兼六園、茨城県水戸市の偕楽園とともに日本三大庭園に数えられる後楽園があります。
後楽園は江戸時代中頃の優雅な時代である1700年に、当時の岡山藩主かつ岡山城主であった池田綱政によって造営されました。
園内はかなり広いものの他の庭園に比べればモノが少ない印象で、かなりゆったりとした緑が綺麗な庭園となっています。
後楽園に入るとタンチョウがいる鶴舎があります。
ゆったりとした庭園。奥には岡山城も。平和な時代の余裕が感じられます。
入口はいってすぐにある延養亭。藩主用の建物で、庭園はここからの眺めが素晴らしいように造られているそうです。
だだっ広い後楽園にあってやや茂みの多いエリアにある小さな茶屋。
池の中にこじんまりと建っています。池に架かる橋もいい感じです。
平面の庭園にあって唯一の丘になっている唯心山。ここからは後楽園が一望でき、とても綺麗です。
唯心山からの眺め。綺麗で別世界のようです。
後楽園の南の隅にある茶祖堂。もともとは千利休を祀っており「利休堂」という名でしたが、その後岡山出身で日本に茶を伝えた栄西禅師を合祀したことから茶祖堂と名付けられたそうです。
なおこれは後楽園の中ではありませんが、後楽園の南側の端っこに、桃を持った全裸の子供の銅像、通称「水辺のももくん」がいます。旭川に流れてきた桃を拾ったのでしょうか、岡山城をバックにとても嬉しそうです。