長崎電鉄駅から北へ400mほど行ったところに、幕末にドイツ出身の医師・シーボルトが開いた鳴滝塾跡があり、またそれに隣接してシーボルト記念館があります。
鳴滝塾は出島でオランダ商館医をしていたシーボルトが1824年に開いた西洋医学などを教えるための塾で、高野長英をはじめとした日本の医者の卵がここで学び、日本の医学における近代化に大きく寄与しました。
境内にはシーボルトの胸像があります。
鳴滝塾跡の横に、洋風の建物のシーボルト記念館があります。シーボルトは医師として来日後日本の文化を研究し、またヨーロッパに帰った後も、現地で日本の文化を広く紹介したそうです。
なおこの建物はオランダにあるシーボルトの旧宅を模したものらしく、その記念館の前にも小さいですがシーボルトの全身の銅像があります。