長崎電鉄の築町駅近くのイオン長崎店から東に延びる福健通りを行くと中華街があり、更にその奥に行くと唐人屋敷通りがあります。このいかにも中国っぽい通り名のとおり、この界隈は江戸時代に中国人が住んでいて、今もその名残があります。
唐人屋敷通りの入口辺りにある唐人屋敷跡の碑があります。当時この辺りに中国人達のための屋敷があったそうです。
唐人屋敷通り界隈の風景。中華街が新なら、こちらは古き良き中華街といったところです。
この「天后堂は、南京地方の人々が航海安全を祈願し、天后聖母をまつったのがその起源で、1736年に建てられたそうです。
観音堂は1737年に建てられ、本堂には観世音菩薩と関帝が安置されているそうです。
土新堂は土神の石殿を建立したいという唐船の船頭たちの願いにより1691年に建てられました。しかしその後焼失し、いまの土神堂は1977年に再建されたそうです。
この福建会館は文字通り福建省出身者により、1868年に建てられたそうです。
孫文銅像
唐人屋敷通り界隈には、1911年に辛亥革命を起こし中華民国を建国した孫文の銅像があります。孫文は長崎を何度も訪れたことがあるそうです。
そして福建通り沿いにある長崎中華街。同じ港町で中華街がある横浜や神戸ほどの大きさではありませんが、雰囲気もあって中華を食べるには困らず、もちろん本格中華料理が味わえます。
中華街の傍にある湊公園は中国風の公園で、昼間から将棋を指す人も見られます。