象山神社は幕末の日本を奔走し、各地の志士に多大なる影響を与えた佐久間象山を祀った神社で、昭和13年に建てられました。
神社は緑豊かな静かな場所にあり、境内には池もあってとても綺麗です。
神社の入口には馬に乗った佐久間象山の銅像があります。
吉田松陰に海外渡航を進めたのもこの佐久間象山とのことです。
象山神社のあるこの場所は佐久間象山の生誕地だそうです。
境内にある佐久間象山の言葉が刻まれた碑。「余年(われとし)二十以後即(すなわ)ち匹夫(ひっぷ)も一国に繋(かかわ)りあるを知り三十以後即ち天下に繋りあるを知り四十以後は即ち五世界に繋りあるを知る」と書かれています。「一国」とは松代藩、「天下」は日本国、「五世界」は全世界のことを指しているそうで、当時には珍しく世界を見据えていた象山を象徴する言葉です。
境内には高義亭という住居があります。吉田松陰に海外渡航を進めたことで松代藩に戻ることを命ぜられ、戻った松代藩で9年間過ごした家がこの高義亭だそうで、その間も多くの志士たちがこの高義亭を訪れ、今後の日本について熱く議論したそうです。