今治城

 今治城は、関ケ原の戦いにより功績をあげて伊予今治藩の藩主となった藤堂高虎により1602年に築城。以後藤堂氏・久松氏が城主となりましたが、明治維新後の廃城例によりほとんどの建物が取り壊され、時を経て1980年以降に天守閣などが再建されました。築城当時の資料が少なく、実際天守閣があったかどうかは不明のようですが、しかし今の今治城は瀬戸内海近くにある真っ白な城として、日本の数ある城の中でもとても味が出ていて良いと思います。

 また今治城は築城の名手・藤堂高虎がつくっただけに日本有数の水城として有名で、堀の水は海水を引き寄せてできていることも特徴的です。

 

今治城
今治城
今治城跡碑
今治城跡碑

鉄御門

 今治城内へのメインの入口である鉄御門。結構立派です。

鉄御門
鉄御門

今治城天守閣

 天守閣はどこかスリムで白くて女性的。最上階からは瀬戸内海が綺麗に見えます。

今治城天守閣
今治城天守閣

 天守閣から見える景色。瀬戸内海が美しいです。しまなみ海道も見えます。

藤堂高虎像

 今治城内にある今治城の築城主・藤堂高虎像。かなり立派でカッコいい銅像です。宇和島藩主を経て今治藩主となった藤堂高虎は、その後伊勢津藩主となり、津城を築城することとなります。

藤堂高虎像
藤堂高虎像

吹揚神社

 場内には吹揚神社という立派な神社があります。天照大神を祀っており、神社の名前は今治城の別名・吹揚城から来ているようです。

吹揚神社
吹揚神社

矢野七三郎像

 そして城内には矢野七三郎という人の銅像があります。この人は明治時代の「伊予ネル」の創始者で、この人が今治に織物産業を根付かせたことが、後に発展する今治タオルの原点となったそうです。

矢野七三郎像
矢野七三郎像

正清軍人戦役之碑

また城内には「正清軍人戦役之碑」というのもありました。「正清軍人」というのが何かはよく分かりませんでした;

正清軍人戦役之碑
正清軍人戦役之碑