姨捨地域に広がる棚田。日本の棚田100選に選ばれています。標高が高い位置にあるため、棚田からの景色もとてもきれいです。夜、この地域から見える月は「田毎の月」と呼ばれ、それぞれの田んぼごとに月が映し出されるそうです。
棚田から歩いて行けるところに、長楽寺という歴史あるお寺があります。この長楽寺からも姨捨の綺麗な景色が見ることができ、過去に松尾芭蕉をはじめ多くの歌人が訪れており、境内には多くの歌碑があります。お寺の入口の門には芭蕉の「面影塚」と書かれた碑があります。
長楽寺から山側に行くと、JR篠ノ井線の姨捨駅があります。この姨捨駅は珍しいスイッチバックをして停車する駅で、且つこの界隈を走る電車の車窓から見える景色は、日本3大車窓のひとつに数えられ、最近では高級観光列車「四季島」の通るコースにもなっています。
なお少し離れますが、姨捨界隈から北東に6~7km離れたところに、象山砲術試射碑があります。これは長野。松代出身の幕末の巨人・佐久間象山が、日本で初めて大砲を放射した地とのことです。