日本生命保険相互会社本店本館

 淀屋橋から南に150ⅿほど行った御堂筋沿いにある日本生命保険相互会社本店本館。この建物は1938年に竹腰健造によって建てられました。荘厳ながらどこか女性的な感じのする外観ですね。

日本生命保険相互会社本店本館
日本生命保険相互会社本店本館

三井住友銀行大阪本店

 淀屋橋から土佐堀沿いを西に150ⅿほど行ったところには三井住友銀行大阪本店が。この建物も大阪取引所と同じく竹腰健造により、1926年に建てられました。

三井住友銀行大阪本店
三井住友銀行大阪本店

大阪倶楽部

 三井住友銀行大阪本店から南東へ100ⅿほど行くと、大阪倶楽部という洒落た名前の建物があります。

 この大阪倶楽部は会員制による社交クラブとして創立し、現在の建物は1924年に安井武雄により建てられました。

大阪倶楽部
大阪倶楽部

 大阪倶楽部の側面。この一角だけ古代ローマのようです。

 大阪倶楽部のシンボルマーク。いつかこの大阪倶楽部の会員になってみたいものです(笑)

オペラ・ドメーヌ高麗橋

 適塾の南側にある緒方ビルから南東に100ⅿほど行くと、オペラ・ドメーヌ高麗橋という建物があります。この建物はもとは1912年にレンガ造りの名手・辰野金吾により建てられた保険会社の社屋だったそうですが、「オペラ・ドメーヌ高麗橋」という洒落た名前からも分かるように現在は結婚式場として利用されているそうです。

オペラ・ドメーヌ高麗橋
オペラ・ドメーヌ高麗橋

日本基督教団浪花教会

 オペラ・ドメーヌ高麗橋のすぐ隣にある日本基督教団浪花教会。このゴシック様式の教会は1930年に滋賀・近江八幡の学校に赴任していたヴォーリスが設計指導を行い建てられたそうです。

日本基督教団浪花教会
日本基督教団浪花教会

芝川ビル

 緒方ビルから今度は南西に200ⅿほど行ったところにある芝川ビル。この建物はもともと 芝蘭社家政学園という花嫁学校として1927年に建てられましたが、現在はレストランやカフェなどが入っています。

芝川ビル
芝川ビル

大阪ガスビル

 芝川ビルから南東に150ⅿほど行った御堂筋沿いにある大阪ガスビル。このアール・デコ様式の建物も、大阪倶楽部と同様に安井武雄により、1933年に建てられました。

大阪ガスビル
大阪ガスビル

北浜レトロビル

 こちらは大阪取引所から北東の土佐堀通り沿いにある北浜レトロビル。この建物はもともと1912年に企業の社屋として建てられたものだそうで、現在はその英国風の外観を裏切らないカフェになっているそうです。大きなビルに囲まれて少し窮屈そうなのが切ないです(笑)

北浜レトロビル
北浜レトロビル

大林組旧本店ビル

 更に土佐堀通り沿い、大阪会議開催の地から東へ200ⅿほど行ったところにある大林組旧本店ビル。この建物は大阪は発祥の大手ゼネコン・大林組の本社として、1926年にやはり大林組により建てられました。現在はレストランが入っているほか、大林組の歴史資料館もあるそうです。

大林組旧本店ビル
大林組旧本店ビル

新井ビル

 大阪取引所から南に100ⅿほど行った堺筋沿いにある新井ビル。この建物は報徳銀行大阪支店として1912年に建築家・河合浩蔵により建てられました。この河合浩蔵は近代日本建築に多大な影響をしたジョサイア・コンドルの教え子の1人で、神戸に多くの建築作品があります。

新井ビル
新井ビル

高麗橋野村ビル

 新井ビルから更に堺筋沿いを南に100ⅿほど行ったところにある高麗橋野村ビル。このケーキのような建物は1927年にやはり安井武雄により設計されたものです。

高麗橋野村ビル
高麗橋野村ビル

 ビルの入口の両サイドにあるお洒落な三日月の装飾が何とも言えない不思議な魅力を醸し出しています。

三井住友銀行大阪中央支店

 高麗橋野村ビルの向かい側にある三井住友銀行大阪中央支店。このギリシャ神殿風の建物は1936年にこれまたジョサイア・コンドルの弟子・曽根達蔵により建てられました。東京・日本橋にあるかつての三井財閥の本拠地・三井本館の小型版という感じですね。

三井住友銀行大阪中央支店
三井住友銀行大阪中央支店

旧小西家住宅

 三井住友銀行大阪中央支店から堺筋沿いを更に南に100ⅿほど行ったところにある旧小西家住宅。北浜の数あるアクロバティックな建築物とは違い(笑)、純和風な建物です。小西家とは今のコニシ株式会社を興した家で、1903年にここを社屋として事業を始めたそうです。ちなみにコニシ株式会社と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、あの誰もが見たこともある赤と黄色の木工用ボンドを作っている超有名な会社です(笑)

旧小西家住宅
旧小西家住宅

生駒ビル

 旧小西家住宅から堺筋を更に南に120ⅿほど行ったところにある生駒ビル。これまた奇抜で面白い外観ですが、この建物は生駒時計店のビルとして、建築家・宗兵蔵(そう ひょうぞう)により1930年に建てられたものだそうです。

生駒ビル
生駒ビル

 特徴ある外観。上部には生駒の「生」の字があしらわれ、時計店だけに屋上部についている時計のデザインもユニークです。時計の下にペンを縦にさしたような出窓のデザインもいいですね。見ていて全然飽きません。

船場ビル

 生駒ビルから西に200ⅿほど行ったところにある船場ビル。この建物は1925年に建てられ、現在桃井商事株式会社という会社が所有しているそうです。

 

船場ビル
船場ビル

 船場ビルの内部。建築当時の船場という賑わいの多い場所の特性を考慮し、トラックや荷馬車などを引き込むのに便利な設計になっているそうです。

綿業会館

 船場ビルから更に南に180ⅿほど行ったところにある綿業会館。この建物はもともと日本綿業倶楽部の建物として1931年に渡辺節らによって建てられ、1932年には来日したリットン調査団も訪れたこともあり、今は会員制の倶楽部として運営されているそうです。

綿業会館
綿業会館