生國魂神社の創建は定かではありませんが、信長・秀吉らが活躍した戦国時代には既にあったらしく、当時はもともと今の大阪城の位置にあったものの、秀吉が大阪城を築く際、現在の地に移転されたそうです。
その本殿は「生國魂造」という独自の様式だそうで、また境内には大阪にゆかりのある織田作之助や井原西鶴の銅像、上方落語発祥の地碑などがあります。
「夫婦善哉」で知られる作家・織田作之助はこの界隈で生まれ、自身の作品「木の都」にこの生國魂神社が登場するそうです。
この銅像の格好は宮沢賢治に似ています(笑)
同じく生國魂神社境内にある井原西鶴像。井原西鶴は「好色一代男」などの作品で知られる江戸時代の大阪出身の作家ですが、作家になる前は俳諧師だったそうで、ここ生國魂神社で一日で4,000句を詠んだそうです。
「上方落語発祥の地 米澤彦八の碑」というのもあります。
米澤彦八というのは江戸時代の上方落語家で、上方落語はこの米澤彦八という人がここ生國魂神社で興行を行ったことが発祥とされているそうです。
ちなみに米澤彦八という名前は今は空いているものの、落語家の名跡となっているそうです。