宇和島城は日本にある現存12天守のうちの1つで、1601年に藤堂高虎が完成させたものですが、今の天守は江戸時代の宇和島藩主であった伊達氏の頃に建てられたそうです。
宇和島城への登り口は大きく2つあり、駅側の登り口にあるのが桑折長屋門です。
桑折長屋門から天守閣へ向かう登り口。立派な石垣がそびえ立ちなかなか過酷。さすが築城の名手・藤堂高虎のお城です。
登り口の途中にあった宇和島城の井戸跡。
いよいよ天守閣へ。天守台も立派です。
頂上にある天守閣。シンプルながら現存する昔ながらの天守だけに歴史の重厚感があります。
宇和島城内部。この階段の急さが昔のままである証拠と言えます。
宇和島城天守閣からの眺め。山の合間にある宇和島市街地がとても綺麗です。西側を見ると奥に宇和島港も見えます。天守閣から海が見えると嬉しくなりますね。
なお城山公園のもう1つの登り口は南側にあり、その入口には「上り立ち門」という門があります。
上り立ち門のそばに、児島惟謙の銅像が立っています。児島惟謙先生というのは明治期の政治家で、幕末は宇和島藩士として坂本龍馬らとも親交があったそうですが、明治以後は司法省入省を経て大審院長に就任。この時起きた「大津事件」で政府の圧力に屈せず信念を貫き被告を正しく裁いたことから「護法の神様」と呼ばれ、近代日本における司法権の独立の確立に大きく寄与したそうです。
またこの人は大阪にある関西大学の創始者の1人だそうです。