高館義経堂から西へ500mほど行ったところに、平泉世界遺産の1つである中尊寺があります。
中尊寺は僧侶・円仁により、西暦850年に毛越寺とともに建てられ、その後奥州藤原氏により大規模に増築され栄華を極めるに至ります。
中尊寺には月見坂という坂を上って向かいます。
月見坂の途中に、武蔵坊弁慶を祀った弁慶堂があります。ずっと義経を守ってきた弁慶も、ここ平泉で義経とともに最期を遂げました。
そして本堂へ。本堂の周りには様々なお堂があります。
そして本堂を超えてさらに進んだところに、金色堂があります。
中尊寺と言えばこの金色堂で、1124年に奥州藤原氏の初代当主である藤原清衡によって建てられました。中には文字通り金色の煌びやか且つ繊細な仏像が安置されており、900年近く経った現在もなお輝きを放っています。
なお金色堂の中はカメラ禁止なので写真は取れません。またこの金色堂に入るには別料金が必要です(笑)
芭蕉翁句碑と芭蕉像
金色堂の近くには奥の細道の旅でここを芭蕉の句碑と芭蕉像があります。句碑には芭蕉がここで詠んだ歌「五月雨の 降り残してや 光堂」が刻まれています。なお境内には西行など他の歌人の句碑もあります。
その他金色堂の周囲にある建物。鐘楼や野外能楽殿というのもあります。
武蔵坊弁慶之墓
なお中尊寺の入口の手間の広場に、「武蔵坊弁慶之墓」と書かれた碑があります。この石碑の傍にある五輪塔が、義経とともに最後まで戦った武蔵坊弁慶の墓と伝えられています。