佐和山城の歴史は鎌倉時代まで遡るらしく、過去に色々な人が城主として入城しましたが、一番有名なのが石田三成です。
三成は当時荒廃していた佐和山城の大改修を行って山頂に五層の天守閣を築くなどし、「三成に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」と言われるほどでした。
1600年の関ケ原の戦いで三成が敗れて以降、豊臣方・三成のイメージの強い佐和山城は廃城となり、代わりに彦根城が築城されて徳川方の井伊家が入城し、佐和山城は歴史から姿を消すこととなりました。
佐和山城跡は龍潭寺から入ることができます。今は山道にその遺構が少し残り、山頂には「佐和山城跡」という碑が立っていますが、山頂までの道はあまり整備されていません。
そしてついに山頂。佐和山城跡の碑や本丸跡の案内板があります。また山頂から見える景色もとても綺麗です。
また山頂から国道8号線側に下ったところに、「千貫の井戸」というのがあり、当時はここに雨水を貯めて井戸として使用していたそうです。