梅津寺駅界隈

梅津寺駅

 梅津寺駅は伊予鉄道の駅で、松山市駅から北西に15㎞ほどのところにあります。なぜこの駅に行ったかというと、松山出身で日露戦争時の軍人・秋山好古・真之兄弟の銅像があるからです。

 また一方で、この駅はある有名なドラマに登場して有名になりました。

 秋山兄弟の銅像はこの駅に沿って南下した小高い丘にあります。

 銅像はこの橋の先です。

近藤儀三郎氏の碑

 銅像の場所に至るまでに、「近藤儀三郎氏の碑」があります。

 説明を見ると、何やら近藤儀三郎氏は昔はどうしようもない男だったがある牧師の洗礼を受け温厚正直となり、その後竹細工教師となって、青少年の更生指導もし、近隣住民は感激してこの碑を建てたとあります;;確かに碑には「温厚正直」と刻まれています;;

近藤儀三郎氏の碑
近藤儀三郎氏の碑

秋山好古像

 そして秋山好古像に到着します。

 秋山好古は日露戦争時、騎兵第一旅団長としてロシア軍と戦い、世界最強と謳われたコサック騎兵と奉天会戦等で戦いました。日露戦争後はここ松山に戻り、中学校の校長先生を務めたということです。

梅津寺の秋山好古像
梅津寺の秋山好古像
好古像の場所からは梅津寺駅周辺が見下ろせます。
好古像の場所からは梅津寺駅周辺が見下ろせます。

秋山真之像

 また好古像の近くにはその弟である秋山真之の銅像があります。

 秋山真之も日露戦争に出兵し、連合艦隊司令長官東郷平八郎の作戦主任参謀として活躍、日本海海戦ではバルチック艦隊と戦い、伊予水軍伝来とも言われる「丁字戦法」を駆使して勝利しました。

 この戦闘時、日本軍の戦艦三笠に掲げられたZ旗(「もう後がない」の意味)の「皇国ノ興廃、コノ一戦ニ在リ。各員一層奮励努力セヨ」の文は、真之の作とのことです。

梅津寺の秋山真之像
梅津寺の秋山真之像

 台座に書かれている「智謀如湧」(智謀湧くが如し)は、東郷平八郎が書いたものだそうです。

「東京ラブストーリーロケ地」の看板

 なお秋山兄弟の銅像と全っっっっく関係ありませんが、梅津寺駅の海側の柵に「東京ラブストーリーロケ地」の看板があり、その周りにハンカチがたくさん括りつけられています。分かる人は分かりますが(分かる人しか分かりません笑)、ここはカンチの故郷で、赤名リカとカンチがお別れした場所です。

この日露戦争の英雄・秋山兄弟と90年代の恋愛ドラマロケ地のギャップが、梅津寺駅の魅力です♪

「東京ラブストーリーロケ地」の看板
「東京ラブストーリーロケ地」の看板

 梅津寺駅の前は海水浴場になっています。のどかです。