常盤神社

　常盤神社は徳川光圀と徳川斉昭を祀った神社ですが、境内には色々な施設や神社があります。

　境内には東湖神社という小さな神社があり、徳川斉昭に仕えた藤田東湖を祀った神社とのことです。

　また常盤神社境内の奥には三木神社という神社があり、こちらは徳川光圀の育ての親である水戸藩家老・三木氏を祀った神社とのことです。

　そして境内の東側には義烈館という資料館があり、徳川光圀・斉昭のゆかりの品々や水戸学に関する資料などが展示されています。「義烈館」という名前が強烈でかっこいいです。

　義烈館の前に、「知足の蹲踞」（ちそくのつくばい）の手水鉢があります。この本物は石庭で有名な京都の竜安寺にあり、それが徳川光圀が贈ったものなので、ここにそれと同じものが置かれているそうです。

　この手水鉢は真ん中の「口」が上下左右の文字にくっついてそれぞれが１つの漢字となり、「吾唯知足」（われ、ただ足るを知る）と読むらしく、「足りない部分を嘆くよりある部分を知って満足せよ」という意味だそうです。