甲府駅の北口から東へ500mほど行ったところに長禅寺があります。甲府には武田信玄が定めた「甲府五山」と呼ばれる5つの寺院があります。ここ長禅寺も信玄の母・大井夫人の菩提寺であることから、「甲府五山」の1つに数えられています。
長禅寺から更に300mほど行ったところに、能成寺という寺があります。この寺は信玄の父・信虎の曽祖父である武田信守の菩提寺で、これも甲府五山の1つです。
能成寺から北東へ800mほど行ったところに、これまた甲府五山に数えられる東光寺があります。東光寺には信玄公の長男・義信のお墓があります。
そして東光寺から東へ400mほど行ったところに、甲斐善光寺があります。
善光寺と言えば長野で、ここの甲斐善光寺はあまり知られていませんが、何でもこの甲斐善光寺は、信玄が上杉謙信との川中島の戦いに臨むにあたり、信濃善光寺の焼失を危惧し、この地に甲斐善光寺を創建して、信濃善光寺にあるものをここに持ってきたとのことです。いやーなかなか大胆なことをしますね。