香取市の佐原地区は川沿いにある歴史的な街並みの景観と、日本地図を初めて作成した伊能忠敬の住んでいた町として有名です。
その出発点となる佐原駅。佐原の街に合わせたデザインの駅で、わくわくしてきます。
そして佐原駅から南東へ500mほど行くと、小野川沿いに歴史的な街並みが並んでいます。川と柳の木とレトロな建物が、とてもいい感じです。
それではしばし水郷・佐原の街並みをご覧あれ。ちなみに夏と冬に行ったので写真の季節感が違っているものもありますがお気になさらず。
また個々に見ても特徴的な建物も多く、中には洋風の建物もあります。
こちらは旧三菱銀行の建物のようです。
綺麗な街並みの中心にあるのが忠敬橋です。「ちゅうけいばし」と読み、「伊能忠敬」の名前の「ただたか」を音読みしただけなのがステキで、橋には伊能忠敬ゆかりの象限儀のモニュメントが付いています。
そして忠敬橋から川沿いに南に50mほど行くと、伊能忠敬旧宅があり、中に入ることもできます。
伊能忠敬旧宅の川向かいに、伊能忠敬の生涯や日本初の日本地図作成の足跡を紹介した伊能忠敬記念館があります。
伊能忠敬記念館の駐車場には伊能忠敬の銅像があり、またその横には東京湾平均海面からの高さ(標高)を示す「一等水準点」がありました。
ちなみに佐原駅から川沿いの街並みの方でなく、そのまま南の方に500mほど行くとちょっとした広場があり、そこにかなり立派な伊能忠敬の銅像があります。
自分が見た中で、この銅像は日本の数ある銅像の中で5本の指に入るほどかっこいいです。台座には「仰見斗象俯書山川」と刻まれており、これは漢詩で、「仰げば斗象<北斗>を見、俯しては山川を書く」、つまり空を見ながら地図を書く、伊能忠敬の行ってきた行為を表しています。