軍艦島はもともと端島という島で、長崎港から南西へ約18㎞のところにあり、港から船で約1時間前後で到着します。外観が軍艦のように見えることからその名が付いたようです。
軍艦島は石炭で栄えた島で、1810年頃に島で石炭が発見されて以降多くの人が移住し、炭坑や社宅のほか学校や病院、映画館m神社などが次々と建てられ、1960年ごろには5,000人を超える人がこの島に住み、当時の人口密度は世界一だったそうです。
しかし、エネルギーの主役が石炭から石油に移るにつれ島は衰退、住民も軍艦島を離れていきます。そしてついに1974年に閉山し、以降この島は建物などを残したまま、無人島となりました。
その後2001年、軍艦島は所有者であった三菱マテリアル株式会社(元三菱鉱業)から長崎市(当時高島町)へ譲渡され、2009年より観光・見学のための軍艦島への上陸が可能となりました。そして2015年、軍艦島は、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の遺産の一つとして、世界文化遺産に登録されました。
軍艦島に上陸して見学できる場所はかなり限られていますが、それでも上陸して見学するとやはり感慨がわきます。
見学通路
貯炭場に見えたベルトコンベアー跡
こちらは緑もあり、独特な廃墟の雰囲気です。
このレンガ造りの建物は総合事務所だったそうです。
奥に灯台が見えます。
これは桟橋跡だそうです。
こちらはプール跡だそうです。プールもあったんですね。
見学できるところは限られますが、結構近くに見ることはできます。