松代真田家の歴代藩主の菩提寺である長国寺。本堂の屋根には真田家の家紋である六文銭・結び雁金紋が施され、てっぺんには鯱が君臨しています。
長国寺の奥にある初代藩主。真田信之の御霊屋(おたまや)。この御霊屋は1660年に建てられたもので装飾が見事です。中には真田信之と妻・小松姫の位牌が安置されています。
その隣には四代藩主・真田信弘の御霊屋が。初代藩主・真田信之のものよりはやや地味ですが、しかし綺麗な装飾は健在です。
御霊屋のさらに奥にある真田家墓所。初代藩主・真田信之から第10代藩主・真田幸民(ゆきもと)までのお墓が並んでいます。
また真田家墓所の敷地内には真田幸村父子の供養碑もあります。真田幸村は信之の弟で、徳川方についた信之と袂を分かち豊臣方についたため、この供養碑は徳川幕府が終焉を迎えた後の1914年に第11代藩主・真田幸正によって建てられたそうです。