大阪・天王寺と奈良を結ぶJR関西本線の駅の1つに、JR法隆寺駅があります。法隆寺と言えば古いイメージがありますが、駅は瓦を被っているものの結構近代的です。
法隆寺
そしてJR法隆寺から北へ1.5kmほど行ったところに(結構遠いな;)、607年に聖徳太子が建てた世界最古の木造建築物であり世界遺産にも登録されている法隆寺があります。
駅から法隆寺に近づくと、法隆寺への参道があります。
参道を抜けると、寺の玄関口にあたる南大門があります。
南大門から中門までの道。
法隆寺中門。この境内は西院伽藍と呼ばれており、大講堂・五重塔・金堂があります。
中門から入って左側に五重塔、右側に金堂、そして中央奥に大講堂があります。
五重塔は日本全国にありますが、この法隆寺の五重塔が日本最古の塔です。
中門から向かって右側にある金堂。中には歴史的な仏像がずらりと鎮座されています。
そして中央奥にある大講堂。中には薬師三尊像があります。
西側にある三経院。名称は聖徳太子が著した「法華経」「勝鬘経」「維摩経」の三経の注釈書を総称した「三経義疏」(さんぎょうぎしょ)から来ているそうです。
西側の池の近くにある正岡子規の句碑。有名な「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」の句が刻まれています。
こちらは東側にある大宝蔵院。中には当時法隆寺に伝来した数々の名宝が保管されています。
中門の前には東西を貫く広い参道があり、この道を東に行くと夢殿などがある東院伽藍があります。
東院伽藍にある夢殿。この東院伽藍はもともと聖徳太子一族の住居であった斑鳩宮の跡だそうで、夢殿の中には聖徳太子の等身像とされる観音像が安置されています。
夢殿の北側にある絵殿。ここにはもともと聖徳太子の生涯を描いた聖徳太子絵伝があるらしいです。